ご注文は進捗ですか?

気になったことを結論が出ないまま置いたりしています。ときどき進捗も置く。

TAIMA UNIVERSITYを受講してみた。

こんにちは。今回は大麻に関してお勉強をしてきたお話です。
前回ダークウェブ最大手のマーケットDreamをぶらついて、イケナイおクスリがたくさん販売されている様子の一部を紹介しました。

https://make-a-progress.hatenadiary.jp/entry/2018/11/15/174926make-a-progress.hatenadiary.jp

このエントリ内でリファレンスとして出したサイトの一つに、TAIMA UNIVERSITYを主催している団体のものを使いました。
…TAIMA UNIVERSITYってなんだ?
発見時点で1000人に満たない受講者数というマイナーぶりも手伝って、TAIMA UNIVERSITYというものが気になって気になって昼夜問わず眠くて仕方ないので、今回受講しました。
では本題にレッツゴー。

概要

TAIMA UNIVERSITYが主催する、大麻に関する知識を学べるコース。費用1万8千円でオンライン上で受講。FAQによると標準学習期間は1か月から3か月ほど。
なお、修了試験に80%以上のスコアをもって合格すると修了証をもらえる。
米国のコンテンツなので法令等は米国準拠。

結論

合格。数時間でとれる。ちなみに修了試験は意外ときちんとしている。
コンテンツ内容はググるか書籍で探せば得られるものが大半。とはいえググることも本で読むこともなければ、一生触れないであろうものが概観できるようにまとまっているので、悪くはない。

詳細

受講料の支払いはクレカ又はPayPal経由でのクレカのみ。結局クレカを切る。
一万八千円というなんとも微妙な額だが、泥酔して4万パクられたり鍵を無くして10万ぼられるよりはマシということで、PeyPal経由で支払いを済ませ、受講開始。
受講内容は次の8章を順に進めていく(章題の一部は中の人感覚に変更)。

  1. 大麻と人間の関係・歴史
  2. 大麻に関する法律(米国の連邦法と州法)・警察や検査から逃れるためには
  3. バッズテンダーとしての接客に関するあれこれ
  4. マリファナとエデボー
  5. 取り扱いと安全性
  6. ハッシュとオイル
  7. 医療用大麻に関して
  8. テルペノイドとカンナビノイド

法律に関する話まではググれば普通に出てくる。アメリカらしいと思ったのは、大麻が合法化されている州でも、大麻を摂取しながらの自動車の運転は禁止されていて、車内に子供がいた場合には児童虐待の罪状も追加で積まれるということ。また、合法化されている州でも家庭内で6株以下の栽培ならOKであるとか何グラム以上持っていたらアウトとか法令できっちり決まっていて、この規定量と比較して軽犯罪か重犯罪か決まるらしい。この法令の章では、警察に止められた場合についても書かれていて、

  • 目につくところに大麻を置かない
  • 足止めされそうになったら、「忙しい」などと言って任意を拒否する
  • 香りでばれないように、消臭剤や芳香剤を手近に用意
  • 「バレるとやばい」と緊張して震えなどが出ると怪しまれるから、違うことを考えてリラックス

ということが主なポイントらしい。密売人かよ。
4章では大麻を含んだ食品類の話が出ていた。大麻成分が含まれる食品をエデボーといい、これは効き目が表れるまでに45分から90分ほどかかるそう。しかも持続時間も長め。吸収時に肝臓を通過し、より強力な成分に変換されることで強い効果を得られる。ちなみに、吸う場合だと30秒から90秒で効果が出る。まあ妥当よね。
5章の安全性に関する話では、大麻の作り方の基本パターンを知った。洗濯機を使うパワープレイがあって笑った。
7章の医療用大麻の話では、「大麻って色々な症状に効果ありますよ」ってことを熱く語ってた。眉唾ものに感じた。あくまで研究の中でポジティブな結果を得られたという段階なので、今後に期待ですね。
最終章はひたすら化学の話。大麻から少し離れて、「生体物質にはこんな成分があって、こんな感じです」を延々と紹介される。明らかに英語を機械で訳したみたいな文章だった。大麻文学として一部をご紹介。

Ethyl Mercaptan(エンチメルカプタン)
エンチメルカプタンは高強度、硫黄、スカンクのような匂いに、わずかなフルーティー調。

ワインみたいに説明するのをやめろ。申し訳程度にフルーティーとかいって挽回しようとするな。この説明を聞いて誰が理解できるんだ。
他にもこんな説明が。

Hexanoic acid(ヘキサン酸)
ヘキサン酸は鼻にツンとくる、油っぽい、刺すような、酸っぱい、脂っこい、汗じみた、悪臭のするチーズの匂い。

いやいやいや…チーズに恨みでもあるのか。というか、この説明に該当するチーズはもはやチーズじゃない。中世のヨーロッパ人が「蛮族」の料理を見て言ってそうなセリフ感がある。

Furfuryl Mercaptan(フルフリルメルカプタン)
フルフリルメルカプタンはとても強く、油、脂っこい、炒ったコーヒー、硫黄のスカンク匂いに焦げたマッチ調の匂いを持つ。香料に使われておりそれは、硫黄、炒ったコーヒー、焦げたマッチみたいな、ゴムに、わずかなナッツ味と卵と香ばしい肉のニュアンスを持つと述べられている。

何も伝わらない。そもそも「ゴムに、わずかなナッツ味と卵と香ばしい肉のニュアンス」を知っている者がこの世に何人いるのか。
最後はこれ。

Nerol(ネロール)
ネロールは強くて、新鮮で、濡れた海岸からの甘いローズの香り。

うーーーーーん。おしゃれ。創作バーの説明にありそう。しかし、しかしだ。要は磯臭さと甘ったるい香りのミックスということでしょ?
夏のコミケの待機時間にローズの香水を振りまくれば実現できる。…地獄。

説明はおふざけが少々入っていますが、実際のコンテンツの後半は、結構本格的な話になっています。神経伝達物質やホルモンの話もありますし。
話のネタついでに受けてみるのもいいかもしれません。
今のところ、940人くらいしかホルダーがいませんので、レアですよ。