ご注文は進捗ですか?

気になったことを結論が出ないまま置いたりしています。ときどき進捗も置く。

読んだ記事:肺がんにクリティカルな薬が開発?

こんな記事を読んだ。
最近は宇宙関係の話かがん治療をめぐる遺伝子関係の話ばかり追いかけている。本業は何処へ…
www.newscientist.com


細胞の成長を司るタンパク質に関係するKRAS遺伝子の変異は細胞の成長を制御不能にしがんを引き起こすと考えられている。
今回,このKRASタンパク質によく見られるG12C変異にヒントを得て,選択的に変異したタンパク質に結合しその働きを止めるがん治療試験薬AMG510を開発した。
マウスに高容量投与したところ,10匹中8匹でがんが治癒した。ガンが癒えたマウスにがん腫瘍細胞を注射しても腫瘍の発達が見られなかったことから,この薬は免疫系に作用していると考えられている。
そこで非小細胞癌(肺がんの一種)患者4人に対して,1人には360mlを,他には180mlを投与した。6週間後に腫瘍の大きさをみると,180ml投与された患者の1人は34%縮小し,360ml投与された患者は67%縮小した。残る2人には変化はなかった。

この成果により今後遺伝子のプロファイリングとともに個人に最適なガン治療が実現できるのではないかと期待されている。